教会が前に進むように(主の祈り9)

マタイ6章10節 (「御国が来ますように」③)

 ウェストミンスター小教理問答第102問の答えは「御国が来ますように」についてこう解説します。「サタンの王国を滅ぼしてくださるように、恵みの王国を進展させ…てくださるように、ということです。」ここの「恵みの王国」は、特に教会です。教会はキリストの王国(マタイ16:16-19)です。

 さて、イエス様が王である教会はどのように進展して、勝利できるのでしょうか。

厳しい現状

 恵みの王国は前に進まないと感じるときがあります。日本の高齢化・少子化は多く教会でも鮮明に現れています。そして、黙示録1~3章のイエス様の警告に聴けば、地域の教会が消える可能性もあります。

 今やヨーロッパはほとんど無・反キリスト大陸となっていますし、アメリカでも聖書をしっかりと信じる教会はよく非難される時代です。2030年に日本の教会の半分に牧師はいない状況が心配されています。教会の合併や消滅は迫って来ています。

前進と勝利の希望

 でも教会はそれでも、進展します。南半球やインド、中国などでクリスチャンはどんどん増えていると言われています。日本でも、私たちは希望を失いません。

 黙示録の幻から使徒ヨハネは次の希望を残しています。当時の現実でも、今の現実でも、将来の希望でもあります。

黙示録12:9-11 その大きな竜、すなわち、古い蛇、悪魔とかサタンとか呼ばれる者、全世界を惑わす者が地に投げ落とされた。また、彼の使いたちも彼とともに投げ落とされた。私は、大きな声が天でこう言うのを聞いた。

「今や、私たちの神の救いと力と王国と、  神のキリストの権威が現れた。
私たちの兄弟たちの告発者、   昼も夜も私たちの神の御前で訴える者〈サタン〉が、
投げ落とされたからである。
兄弟たちは、子羊の血と、  自分たちの証しのことばのゆえに  竜に打ち勝った。
彼らは死に至るまでも 自分のいのちを惜しまなかった。

 子羊イエス様の血が自分の為に流されたと信じて、キリストを証しする私たちは、竜サタンに打ち勝ちます(黙示録5:9-10参照)。希望を失ってはいけません。

前進と勝利の秘訣

ヨハネは別の箇所でこう書きました。

第一ヨハネ4:4 あなたがたのうちにおられる方は、この世にいる者よりも偉大だからです。

 反キリストの霊は世界中、日本中にいて、教会の衰退を求めています(第一ヨハネ4:3)。でも、神様の王国、恵みの王国に住まわれる聖霊様は世にいる悪魔より「偉大」であり、打ち勝ちます。勝利の秘訣は何でしょうか。「神から生まれた者はみな、世に勝つからです。私たちの信仰、これこそ、世に打ち勝った勝利です。」(第一ヨハネ5:4)イエス様にすがる信仰(黙示録12章では「証しのことば」)」だけで、恵みの王国は勝利を得て、進展します。一人ずつ、心の中で神様に信頼して従っていくと、恵みの王国は進展します。

 そう信じて、神の国が来ますようにと祈り求めます。

* 聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会。ウェストミンスター信仰基準(小教理問答、第教理問答、信仰告白)は日本基督改革派教会大会出版委員会編訳より。